マダガスカルからJICA留学生を受入れインターンシップを実施しました

太陽商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中部万里子)は、8月19日~30日の2週間にかけて、金沢大学で先進予防医学研究科の博士号候補であるマダガスカルからのJICA留学生、Norton Ep Rambeau Nirina Rafarahanta (以降、ノートンさん)、をSDGsグローバルリーダシップ・プログラムの一環として受入れ、インターンシップを実施しました。

留学生にとってインターンシップの目的の一つに日本企業で働くことを体験することですが、ノートンさんは弊社営業員と同行し病院視察に参加するなど、熱心に観察しておりました。これによって弊社製品のウェアラブル手術用照明OPELAIII Cxが現場でどのように活用され、役立っているかを実際に使っている様子を見て、先生本人から話を聞けたことで十分理解していただけました。

弊社にとってのインターンシップとは、留学生の自国で製品の需要があるのかを確かめると共に、政府機関や病院、輸入代理店などへどのように効果的に提案することを模索することでした。ノートンさんは、マダガスカルの医療の現状を調査し、電力の供給が不安定な状況下で患者の治療にあたるうえで、バッテリー駆動であるOPELAIIIは非常に需要が高いことが分かりました。また、マダガスカルの元保健省大臣を務めた経験もある偉い先生との人脈を通して紹介出来ることも分かりました。先ずは提案書を作成することでアプローチをかけることになり、インターンシップ期間中には初稿を準備することが出来ました。今後はノートンさんと定期的に交流し、マダガスカルの保健省へ提案書を正式に提出することを目標に、引き続き連携を行うことを約束しました。

今回のインターンシップは弊社としても初めての試みではありましたが、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)のご協力・ご指導の下、短い期間で留学生と企業にとって大きな成果に繋がった充実したものになりました。来年も機会があれば、JICAインターンシップ・プログラムへの参加を前向きに検討することになりました。

リモートで行ったインターンシップ最終日の報告会の様子(左下:ノートンさん)。